
出典:青山剛昌/小学館/TMS/
「まじっく快斗1412」の主人公でもあり、「名探偵コナン」においては江戸川コナンのライバル。非常に優れた推理力と洞察力の持ち主で、いつも印象的な予告状と共に参上する。
最近ではパワサカ(パワフルサッカー)でのコラボレーションや、2019年の劇場版名探偵コナンでの登場が決定しているなど、大活躍中。
Ladies and Gentlemen・・!
と壮大な音楽(今は使われなくなってしまいましたが・・・)と共に派手に登場したり、
怪盗は鮮やかに獲物を盗み出す創造的な芸術家だが・・・
探偵はその跡をみつけて難癖をつける・・・
ただの批評家にすぎねんだぜ?
などの名言の数々も印象的。今回の記事では、そんな怪盗キッド(黒羽快斗)というキャラクターについての考察や登場回などをまとめました。
怪盗キッドとは
怪盗キッドとは?
- 年齢:17歳
- 身長:174㎝
- 血液型:B型
- 誕生日:6月21日
- 声優:山口勝平
- 体重:58kg
- 職業:怪盗
- 好物:チョコレートアイス
- 嫌い:魚類、アイススケート
『まじっく快斗』の主人公。普段はマジックが得意なただの高校生として生活しているが、裏では日夜警察を翻弄する神出鬼没の泥棒・怪盗キッドとして活動している。なお、快斗はキッドとしては二代目であり、初代は彼の父親にして世界的天才マジシャンの黒羽盗一。母親の黒羽千影も、昭和の女二十面相と謳われた女盗賊・怪盗淑女(ファントム・レディ)として、20年前まで活動していた。
当初、『名探偵コナン』にはゲスト登場だけの予定だったが、その後も主人公・江戸川コナンのライバルとして不定期に登場し続けている。
出典:wikipedia
初代怪盗キッド黒羽盗一の息子。2代目キッド。
IQはなんと400(笑)!という常人離れした人物。
黒羽盗一とは
世界的なマジシャンで、18年前から8年前まで活動しており、快斗(怪盗キッド)の父親。8年前のマジックの最中に暗殺されたと推測されたが、生存している。工藤優作と対決し、互いにライバルと認め合う仲であった。師匠は世界的マジシャンであるジェームズ・ホッパー。「名探偵コナン」20巻で名前が登場し、34巻にて彼らしき後姿が回想。その後55巻で初登場した。 |
盗みについては、やみくもに行っているわけではなく、彼なりの信念がある。基本的には宝石専門で、盗んだ宝石を本来の持ち主に返したり、やむを得ない事情がある場合などは、盗みはしない。自らが狙われても殺人は行わず、命に関わるシーンでは人名を優先させ助けるなどの行動にでるケースが多い。また、他人の殺人を止められず悔しがるなど、泥棒らしからぬ正義感も持っている。
登場初期は、ポーカーフェイスで二枚目な印象が強く、強調されていたが、話が進むにつれて、本来の快斗の性格(学校ではムードメーカー)である三枚目の部分も描かれるようになっていった。
怪盗キッドの正体
怪盗キッドの正体は、「黒羽快斗」江古田高校の高校2年生。
普段はマジックが好きなただの高校生として、中森青子(中森警部の娘)と共に普通の学生生活を送っている。整った容姿という設定になっており、見た目は工藤新一に瓜二つ。工藤新一には変装をしなくても間違われるほどそっくりである。
ただし髪質は怪斗の方がくせ毛である。
中森青子との関係
中森青子(なかもりあおこ)とは
本作のヒロイン。快斗の幼なじみで容姿は蘭にそっくり。江古田高校2年生で中森銀三警部の娘。
一人称が「青子」であることや、すぐムキになったりする所があるなど、幼い面があり、蘭と差別化されている。快斗が怪盗キッドだということは知らない。初登場時の年齢は16歳で、誕生日の話が描かれてからは17歳である。
スキーが苦手だが、魚料理が好きといういうのは、快斗と対照的である。
9月生まれであり、名前の「青子」は誕生石のサファイアから付けられている。キッドのことはあまり好きになれずにいるが、宝石を返上したりする行動など完全には憎めない部分もあることから、応援することもある。快斗とは互いに気になる存在であるが、鈍感であるためその自覚は薄い様子。
中森銀三との関係
中森銀三(なかもりぎんぞう)とは
青子の父親。警視庁刑事部捜査二課所属。年齢41歳。
先代キッド(黒羽盗一)の頃から、キッドを逮捕することに執着し続けている。いつもキッドを捕らえることに全力だが、結果的に振り回されてしまっており、ルパン三世の銭形警部の様な立ち位置。
快斗とは顔なじみではあるが、彼がキッドの正体だとはまったく考えていない。
初登場時はキッドの暗号を解くなど、刑事としての推理力があることは認識できる。
妻は未登場。
江戸川コナン(工藤新一)との関係
キッド(快斗)にとってのコナン(新一)は「最も出会いたくない恋人」。
キッドが唯一「名探偵」と認める存在で、お互いに好敵手として一目置いている。コナンも初めはキッドに興味を持っていなかったが、現在ではキッド相手に勝負しようとするなどのこだわりをみせている。
2人の勝負はいつもほぼ引き分けで終わっている。大抵宝石はコナンに取り返されてしまうが、自身は捕まらずに逃げ切っている。しかしいつもコナンを挑発し、結果ひどい目にあっている。
キッドの鳩が怪我をした時、コナンに助けられたことから、事件解決まで陰で手助けした(『世紀末の魔術師』)り、キッドがコナンに手を貸したり事件解決に協力したりする場合がある。そのようなときは大抵コナンはキッドを見逃している。
新一とは、声・身長・顔がそっくりなので、新一への変装は髪型を変えるだけでOK。容姿が似ていることについてはコナンも認めている。ちなみに、中森は新一と快斗が酷似している事に関しては何故か突っ込んだことが無い。
黒の組織との関係
明確に黒の組織との関係が描かれたことは無いが、快斗の父親は「謎の組織」によって殺害されたとあり、それが黒の組織なのではないか?という推測をすることもできる。しかし根拠となる情報は無く、あくまでも憶測の域をでないのが現状。
キッドの目的は父親の死についての謎を追うことにあるので、今後明らかになっていくであろう謎のひとつ。
京極真との関係
本格的に2人が絡んだのは、第746話・747話(単行本82巻)の『怪盗キッドvs京極真』。ビッグジュエルを狙うキッドと園子の京極が、宝石と園子を巡って対決する話。
「俺より強い奴に会いに行く」
まるでストリートファイターのリュウの如く、作中最強とも名高い京極真。
以下、全盛期の京極さん伝説
- 空手で公式戦400戦無敗。通称「蹴撃の貴公子」「孤高の拳聖」。
- 戦う相手がいなくなったので「俺より強い奴に会いに行く」と渡米。
- 園子を庇って腕にナイフが刺さっても平然としたもの。刺さったまま暴漢をフルボッコ。抜いた後も出血は微々たるもの。
- 至近距離で発射されたライフルの弾を避ける。流石に発射後ではないが、銃口の向きと引き金の動きを見れば余裕とのこと。
- 武器を持った50人以上のヤクザを蘭と一緒に素手で殲滅。なお戦闘後蘭は疲れ果ててへたり込んでいたが、当人は息一つ切らしていない。
- 中国拳法の有段者である世良真純を園子に言いよる不良と勘違いし、世良がガードしたにもかかわらず蹴り一発で10m近く吹っ飛ばす。
- ボーリング場にて、投げ損なったボーリングの玉がレーン上の壁に直撃する。
- 至近距離の12丁の拳銃から次々と発射されたBB弾を全弾素手で掴み取る。銃の持ち主(×12)もついでに全員ノックアウト。
- 柱を素手で叩き折る→既に倒れていた別の柱にぶつけ、梃子の原理で屋根の上まで飛び上がり怪盗キッドを追撃。キッドとコナンをドン引きさせる。
- 色々人間離れしたキャラが多い中、作者から素手なら人類最強と断言される。つまり素手なら鬼丸(人間時)や刃より強い(?)。
出典:アニオタwiki(仮)
・・・とまぁでる漫画間違えてる感も否めない京極がキッドと対決することになる。
宝石を狙ったキッドの前に現れた彼は柱をたたき割ったり、はるか高くの天窓をぶち破り屋根まで大ジャンプするなど、人間を超越しており、キッドは「ウソォ・・・」と少し引いていた。
そんなこんなでなかなか面白い絡みである。
2019年の新作映画では、「怪盗キッド」VS「京極真」になるとの噂もあり、今後二人の関係に目が離せない。
快斗が「2代目怪盗キッド」になった経緯
快斗は「まじっく怪斗」において、自分の部屋の隠し扉にて怪盗キッドの道具と父親の声を録音したテープを発見。「どうしてこんなものが」と思った快斗はキッドの道具を身に付け現場に行き、
当時のキッド(寺井という付き人が一時的に代理としてキッドになっていた)に父親がキッドであった事・事故ではなく殺された事を聞いた。
謎の組織に暗殺された父、黒羽盗一の秘密を知った快斗は、「父の死の真相究明とその敵討ち」を目的に「2代目怪盗キッド」となったのだ。
怪盗キッド登場回まとめ
怪盗キッドの登場回(アニメ・コミック)
- 第76話 コナンVS怪盗キッド(16巻File6~9)
- 第132-134話 奇術愛好家殺人事件(20巻File2~6)
- 第219話 集められた名探偵! 工藤新一vs.怪盗キッド(30巻File4~7)
- 第356話 怪盗キッドの驚異空中歩行(44巻File7~10)
- 第394-396話 奇抜な屋敷の大冒険[封印編/絡繰編/解決編](46巻File7~10)
- 第469-470話 怪盗キッドと四名画(53巻File1~4)
- 第515話 怪盗キッドの瞬間移動魔術(テレポーテーションマジック) (61巻File1~4)
- 第537-538話 怪盗キッドVS最強金庫(64巻File11~65巻File2)
- 第585-587話 闇に消えた麒麟の角/キッドVS四神探偵団(68巻File5~8)
- 第627-628話 コナンキッドの竜馬お宝攻防戦(70巻File2~4)
- 第701-704話 漆黒の特急(ミステリートレイン)[発車/隧道/交差/終点] (78巻)
- 第724-725話 コナンVSキッド赤面の人魚(ブラッシュマーメイド) (78巻File11~79巻File2)
- 第746-747話 怪盗キッドVS京極真(82巻File1~3)
映画
- 1999年公開「世紀末の魔術師」
- 2004年公開「銀翼の奇術師」
- 2006年公開「探偵たちの鎮魂歌」
- 2010年公開「天空の難破船」
- 2015年公開「業火の向日葵」
怪盗キッドのエピソードをアニメで振り返りたい方は下記のリンクからどうぞ。
下記の「U-NEXTで名探偵コナンをみる」からHPへ行き、【まずは31日間無料体験】から登録してください。
まとめ
2019年のコナン映画での活躍が期待される怪盗キッド。
今後も目が離せませんが、物語の本筋へどのように関わってくるのかも気になるところです。