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「業火の向日葵」は、劇場版名探偵コナンの19番目の作品です。公開されたのは2015年4月18日で、興行収入は44億円を超えました。では、この作品の魅力は一体何なのでしょうか？実際に何度も見ている私が、この作品の感想や詳しいあらすじを紹介していきます。ぜひこの作品で大活躍する怪盗キッドにドキドキしてみてください。
業火の向日葵の主題歌
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価格:1,192円 |
「業火の向日葵」の主題歌は、ポルノグラフィティの「オー！リバル」です。「リバル」といのはフランス語・スペイン語で好敵手（ライバル）という意味です。この作品はコナンとキッドという2人のライバルが活躍するストーリーになっているので、ピッタリの楽曲です。
ネットでの評価は決して高くない本作ではありますが、この主題歌の評価は非常に高いです。
業火の向日葵のあらすじ
この作品は、ニューヨークで開催されているオークションのシーンから始まります。
ゴッホのひまわりというものは7枚存在していたのですが、2番目のひまわりは第二次世界大戦のときに空襲で焼失したと言われていました。しかし、焼失したはずの2番目のひまわりがフランスで見つかったのです。それは鑑定士によって本物だと証明され、2番目のひまわり、通称芦屋のひまわりはニューヨークのオークションに出品されていたのでした。
この芦屋のひまわりを落札したのが、鈴木次郎吉氏です。次郎吉氏は、3億ドルという、オークション参加者たちもざわついてしまうような価格で落札しました。そのあとで次郎吉氏は会見を行い、世界中のひまわりをすべて集めて「日本に憧れたひまわり展」を開催すると宣言します。
セキュリティーは大丈夫か？という記者の問いかけに対して、次郎吉氏はひまわりを守る「7人のサムライ」を紹介しました。メンバーは、鑑定担当の学芸員である宮台なつみ、修復・保存・管理担当の学芸員である東幸二、企画担当の学芸員である圭子アンダーソン、運搬担当の学芸員である石嶺泰三、展示・演出担当の学芸員である岸久美子、さらに、ニューヨーク市警のチャーリーです。そして最後の1人は、探偵の毛利小五郎でした。そんな会見の最中、報道陣の中にキッドが紛れ込んでいることが判明します。
チャーリー刑事らがキッドを追いますが、キッドは窓を破って逃げてしまいました。宝石ばかりを狙うキッドがなぜひまわりを狙っているのかと困惑している次郎吉氏の前に1人の男が現れるのですが、それは、高校生探偵工藤新一でした…。
犯人の動機とは？ ネタバレ注意
犯人は最終的に「日本に憧れたひまわり展」の会場に火を放つのですが、その動機は2番目と5番目のひまわりにありました。犯
人はこの2枚が贋作であると主張しています。贋作が本物と一緒に展示されているなら、死んだ方が良いとまで言っています。実際、ひまわりが載っている飛行機を爆破して墜落させようとしていますからね。
しかし、爆破を着陸間近にしたり、火をつける前に自分の逃げ道を確保していたりと、どんなことでもと言いながら自分のことが最優先になってしまっています。この点に関しては、推理の中で新一に指摘されてしまいました。
感想まとめ
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価格:4,683円 |
実際にこの作品を見た感想としては、とにかくキッドが格好良かったという印象です。
最初は飛行機の爆破・盗んだひまわりと100億円の交換などキッドらしからぬ行動ばかりで「キッドなんか変わっちゃったのかな」と思ったのですが、やっぱりキッドは怪盗紳士でした。期待通りの大活躍です。終盤でコナンとキッドが協力するシーンは、とてもドキドキしながら見ていました。
自分1人だけなら逃げられるのにコナンと蘭のことを考えて脱出できる場所を探すキッドと、蘭だけでも助けてくれとキッドに蘭を任せて先に逃がしたコナン、それぞれの良さが出ていたと思います。
また、物語の鍵を握る重要人物の1人にひまわりに人一倍愛情をささげているおばあさんがいるのですが、このおばあさんの一途な想いや隠された過去には心打たれました。キッドが必死でひまわりを守ろうとしている理由として協力者であるジイちゃんの過去も明らかになりますが、このジイちゃんとおばあさんとの関係にも注目です。
さらに、おばあさんと灰原の切なくなるようなやり取りや頑丈な壁をも破壊してしまう蘭の怪力など、見所はたくさんあります。もちろん、阿笠博士のクイズもありますよ。今回は光彦や歩美ちゃんでも分かってしまうくらい簡単でしたけどね。
キッドから次々と届くカードの内容や犯人を捕まえたはずなのに起きてしまった火災など、めまぐるしく変わる展開からは目が離せません。世界中のひまわりを集めてしまう鈴木財閥の財力にも改めて驚きました。犯人の心に刺さった新一の言葉も必見です。それぞれのキャラクターが魅力的に描かれています。
しかし一方で、批判的な意見も多いのが本作。
興行収入的には大成功なのですが、例えば「コナンが推理中の犯人を怪盗キッドがネタバレしてしまう」などがあげられます。そして推理する場所だけを譲るという行動をキッドがするので、ライバル関係という点が気薄になっています。殺人事件などもないため、シリアスさもありません。
まとめ
色々と批判も多い「業火の向日葵」ですが、怪盗キッドが好きなら◎の作品でしょう。この作品を見れば、コナンやキッドのことが間違いなく好きになります。
また、灰原の想いやキッドの協力者であるジイちゃんの過去に隠された秘密など、見所もたくさんです。見て損はありません。何度も見たくなる作品なので、ぜひこの作品で名探偵コナンの魅力に触れてみてください。
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本ページの情報は2018年10月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。
