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宮野エレーナとは
出典:青山剛昌/小学館
「名探偵コナン」に登場する「宮野エレーナ」ですが、安室透と灰原哀と深い関係のあるキャラクターです。今回考察するのは、そんな「宮野エレーナ」についてです。
宮野エレーナは夫と共にすでに亡くなっていることになっており宮野という名前からわかるように、宮野志保・宮野明美と親子関係のようです。
宮野エレーナの登場回
テレビアニメの初登場は、「329話: お金で買えない友情 (前編)」で、他の登場回は「341話: トイレに隠した秘密 (後編)」「702話: 漆黒の特急 (隧道)」「771話: ギスギスしたお茶会 (後編) 」に登場しています。
しかし、すでに亡くなっているキャラクターになるため、ほとんどが回想シーンです。
今後、期待されているのがまだアニメ化されていない「File 1010: バイバイだね」「File 1011: あの女性の記憶」です。
安室透の回想で登場しますが、キャラクターの姿やセリフや、家族構成などがわかる回なので、今後アニメになった時には、是非チェックしていただきたい回ですね。
このように、現在登場回は殆どありませんが、原作では、アニメとなる前の回も含まれるため、少しだけ多くなります。
宮野エレーナの声優
そんなミステリアスな女性「宮野エレーナ」の声優さんは、「鈴木 弘子(すずきひろこ)」さんです。外国語の映画の吹き替えをメインとして活躍する声優さんです。ベテランと呼ばれるほど、昔から活躍していました。
名探偵コナンでは、「宮野エレーナ」を演じています。しかしまだアニメでは登場していません。今後の「宮野エレーナ」の登場回に注目ですね。
まだまだ謎だらけではあるのですが、ベルモットに何らかの関係があるのではないか、という考察もありますので、注目です。
宮野エレーナの人物像
まだまだ登場回も少ない「宮野エレーナ」ですが、宮野エレーナが生きていたときにその姿を見ていたキャラクターは多く、次のような人物像が語られています。
ご存知、阿笠博士のセリフでは、「イギリスから日本に留学している女性で、無口で何を考えているかわからなかった」と言うセリフがあります。現在判明している特徴から宮野エレーナの性格が無口で人見知りが激しいことがわかります。
また、容姿はイギリスと日本のハーフで宮野志保こと灰原哀に似ていることがわかっています。
安室透と灰原哀との関係
容姿については、最近「File 1011: あの女性の記憶」でも描かれていましたが、幼少期の安室透と面識がありました。安室透の初恋の相手として原作者の青山剛昌先生が語っています。
その描写が今まではなかったのですが、「File 1011: あの女性の記憶」でははっきりと描かれていました。

これは、安室透の過去回想回です。安室透の過去回想でも、宮野エレーナのセリフやシーンから彼女がどんな女性だったのか、考察していきましょう。宮野エレーナは、本来は夫であり宮野医院の院長でもある「宮野厚司」と、娘の「宮野明美」以外とはあまり話さない女性だったようです。宮野志保は、まだお腹の中にいたので登場していません。夫である「宮野厚司」のセリフに、「珍しいな。人見知りで患者さんとも、必要な事しか話さない君が…他所の子と仲良く話すなんて」と言われています。
宮野エレーナは、それくらい相当の人見知りだったようですね。しかし、そんな人見知りで無口の「宮野エレーナ」が、「珍しいね」と夫から言われるほど、親身に会話していた相手とは、「他所の子」からもわかるように「安室透」でした。そのころは、まだ安室透ではなく「降谷零」でした。年齢は、今の「江戸川コナン」と同じくらいかそれよりも幼いくらいの年齢で書かれています。
の回想で、宮野エレーナの容姿が描かれています。
まだ幼い年齢の少年「降谷零」は、ハーフであることをからかわれて、よくけんかして怪我をしてしまっていました。
そんな時、怪我をした「降谷零」をやさしく宮野エレーナは手当してくれていたのです。けんかしてはそのたびに怪我をする「降谷零」を、宮野医院につれていっていたのは、宮野エレーナの娘の宮野明美です。
宮野明美によって、怪我をするたびに宮野医院に連れて行かれて「降谷零」のケガの治療を、お母さんである宮野エレーナに宮野明美がお願いしていたようです。
灰原哀のセリフの中に「どうやら噂通り…マッドサイエンティストの父はともかく……母は無口で陰気で何を考えているかわからない人だったみたいね」というセリフがあります。
この回想を見る限り、宮野エレーナが「無口で陰気で何を考えているかわからない人」というのは周りが受けた印象ですが、安室透の回想に登場する宮野エレーナにはそのような印象は受けませんでした。
特に、幼少期の安室透は、そんなお姉さん「宮野エレーナ」に初恋のような思いを抱いていたようです。
しかし、人見知りが激しい宮野エレーナが黒の組織にこのあと加入するような描写があります。それが、「降谷零」に言ったことば「次に怪我して来ても遠くに行っちゃうから手当てできない、バイバイだね。」という言葉でした。
この時、宮野エレーナがくちにした「遠くに行く」と言うことばは、黒の組織に関連する意味で間違いないでしょう。
これを、その時の「降谷零」は理解していませんでした。
しかし、この時の初恋のお姉さんとの会話が、今後降谷零に影響を与えて、安室透となり、黒の組織で バーボンになったことはおそらく間違いないでしょう。宮野医院で、宮野エレーナの残した何かを知ったか…、または、何かバーボンとなる理由があったのか、今後目を離せませんね。
その後、バーボンとなった安室透は、灰原哀に言った言葉があります。
「さすがヘルエンジェルの娘さんだ…よく似てらっしゃる…」とクチにしています。そのことから、宮野エレーナが灰原哀に似た美人だということは想像できますね。そして、灰原哀に対しても何か思うことがあるのか、今後の2人の関係にも注目です。
宮野エレーナは生きてる?
残念ですが「宮野エレーナ」は夫である「宮野厚司」と共にすでに亡くなっています。そして、その娘の宮野明美も、コナンの目の前で死んでしまいました。
宮野家の三人の死は、「名探偵コナン」の作品の中でも語られているため、生きてるという可能性はゼロでしょう…。
宮野エレーナは黒の組織に所属していましたが、宮野エレーナがすすんで加入した可能性は低いでしょう。何か、宮野エレーナと夫が黒の組織に加入した理由があるのではないでしょうか。しかし、今の時点の情報では、考察が難しいですね。
宮野エレーナと黒の組織
何らかの理由で黒の組織に加入した宮野エレーナは、黒の組織で毒薬を作ります。
灰原哀のセリフに「知ってる?私の母が組織で何て呼ばれてたか…『ヘルエンジェル』…地獄に堕ちた天使…」 とありますが、黒の組織の中で、宮野エレーナは「ヘルエンジェル」と呼ばれていたようです。
これは、黒の組織に所属している人間たちが呼んでいた異名です。
本当に宮野エレーナは、『ヘルエンジェル』(地獄に堕ちた天使)だったのでしょうか?
それは、すでに亡くなっているキャラクターであるため、真実はわかりません。
しかし、宮野エレーナに対して江戸川コナンがくだした評価は「ヘルエンジェル」ではなく、「正真正銘のエンジェル」でした。
それは、宮野エレーナが娘のために残したテープから読み取った印象です。
おそらく、のちに出てくる安室透の回想を見ても宮野エレーナが「正真正銘のエンジェル」であることは間違いないのではないでしょうか。
ヘルエンジェルは、黒の組織に加入した後、宮野エレーナが作った毒薬に由来していると思われます。
黒の組織加入後、宮野エレーナは宮野明美と宮野志保を出産します。
しかし、宮野志保を出産してすぐ、宮野エレーナは研究中に発生した事故で死んでしまいました。これは、灰原哀が述べているので間違いないでしょう。
宮野エレーナが夫と共に開発していた毒薬の最後の1つが、工藤新一にも使われた「アポトキシン4869(APTX4869)」でした。
当初、黒の組織では「アポトキシン4869」は死体から検出されることがない毒として認識されています。これは、ジンが新一に使用した際にも口にしています。黒の組織では、宮野志保が宮野エレーナの研究を引き継いで「シェリー」として「アポトキシン4869」の開発・改良を続けていくことになります。そして、その毒薬「アポトキシン4869」は工藤新一を殺害するために使用されました。
しかし、このアポトキシン4869の効果で幼児化してしまうことは、黒の組織もシェリーも知らなかった情報です。
その結果、工藤新一は行方不明扱い(事件にかかわっている)になります。
その後、宮野エレーナの娘である宮野明美は黒の組織によって殺害されてしまいます。
さらにそのあと、宮野志保ことシェリーも「アポトキシン4869」を自ら服薬します。しかし、幼児化作用が発生し拘束から抜け出すことができた宮野志保は黒の組織を脱出して、灰原哀として江戸川コナンの近くで共に過ごし始めました。
そんな数奇な運命をたどっている宮野家ですが、現在の時点でわかっている家族構成をまとめてみましょう。
宮野エレーナとメアリー世良

夫で医師の宮野厚司の苗字をついで宮野エレーナになったエレーナには、姉がいます。それが、「メアリー・世良」です。
「メアリー・世良」は「赤井務武 (あかい つとむ) 」と結ばれ、世良真純・赤井秀一・羽田秀吉の3人の子どもを産みます。
世良真澄の話では、3人の名字が違うのには赤井務武の死が関係しているそうです。赤井務武は、死ぬ直前に家族を日本に送る時に「とんでもないやつらを敵に回した」と口にしています。とんでもないやつらは、黒の組織なのでしょうか?
「メアリー・世良」に関しては、現在も生存しています。中学生くらいの姿に幼児化しているため、今後さらに登場する可能性が高いでしょう。「宮野エレーナ」は、宮野明美と宮野志保を産みます。しかし、宮野志保以外の3人「宮野明美」「宮野エレーナ」「宮野厚司」は亡くなってしまいます。宮野志保を妊娠したエレーナは、妊娠3ヶ月の時に年齢が32歳でした。
宮野エレーナとあの方

【考察】烏丸蓮耶の正体は?大黒連太郎や酒巻昭が真の姿なのか?
最近正体がばれた「あの方」ですが、宮野エレーナが「あの方」候補だったこともあります。
灰原の母親で、既に死んでいること…人物像が明らかになるうちに、あの方の候補からはずれることになりましたが、宮野エレーナ自身はやさしい母親だったようです。この母親だったことがわかるのはコナンが見つけたテープからわかりました。
宮野エレーナについてのまとめ
ここまでで分かっている宮野エレーナの情報について、最後にまとめてみましょう。
宮野エレーナは、灰原哀を産んですぐに死んだため、灰原哀は宮野エレーナについて、伝文でしか知りません。
見た目は、安室透が言うように宮野志保こと灰原哀にそっくりなようです。メガネをかけているのが、宮野エレーナです。
宮野エレーナが作った毒薬は、工藤新一を小さくした「アポトキシン4869」ですが、これは宮野エレーナ死亡後には灰原哀ことシェリーがあとをついでいるので、改良が加えられている可能性はあります。
宮野エレーナがなんの効果を持つ毒薬としてアポトキシン4869を作成したのか…ジンは「体内に残らない、殺人がばれない毒」だと思っていたようですね。
そして、性格は非常に人見知りが激しく、家族以外には心を開かなかったようです。しかし、ハーフであることを気にしており、同じくハーフである安室透には心を開いていたようです。
怪我をしてくる安室透に対して「流れる血はみんな赤くて同じ」という意味のことばを口にしています。
ハーフであることに何か思うところや、コンプレックスを持っていたのかもしれません。しかし、宮野エレーナの存在と、彼女を含めた宮野医院のみんなが安室透の前から姿を消したことは、安室透がトリプルフェイスと呼ばれる理由になるのかもしれません。
魅力的な母親であり、お姉さんであり女性であった宮野エレーナは、残念ですが今後出演する機会はないでしょう。
しかし、安室透の過去に欠かせないキャラクターになるため、安室透ファンも目が離せない女性なのです。今後も、考察をつづけていきましょう。